「フィデリティ・USリート・ファンドB(為替ヘッジなし)」について、最新の運用レポート(2026年2月末〜3月末基準)に基づき、データセンターの割合、成果、内容を分析調査しました。
1. データセンターの割合
このファンドにおけるデータセンター・セクターの組入比率は、直近で 約14%〜15%前後 となっています。
- 組入上位銘柄:
- エクイニクス (Equinix): 約9.8%(ファンド内トップクラスの保有比率)
- デジタル・リアルティ・トラスト (Digital Realty Trust): 約4.6%
- エクイニクス (Equinix): 約9.8%(ファンド内トップクラスの保有比率)
- 特徴: 米国リート市場全体の指数(ベンチマーク)におけるデータセンターの割合は約10%前後ですが、フィデリティはこれを**オーバーウェイト(指数より多めに保有)**しています。AI需要に伴う成長性を高く評価している姿勢が伺えます。
2. 成果(パフォーマンス)の分析
直近の運用成績は、為替(円安)の恩恵とAI関連銘柄の底堅さにより、長期・短期ともに堅調です。
- 短期(1年): 約 +11.6%
- 長期(5年): 約 +104.4% (基準価額が2倍以上に成長)
- データセンター寄与度: 2025年から2026年にかけて、AI向けインフラ需要が急増したことで、エクイニクスなどの主力銘柄がファンド全体の収益を牽引しました。特に、他のオフィスリートなどが苦戦する中で、データセンターは「成長株」のような役割を果たし、下支えに貢献しています。
3. 内容と運用の分析
フィデリティの運用スタイルには、以下の特徴があります。
- 徹底した「ボトムアップ調査」: リートの運営会社だけでなく、そのテナント(借主)であるIT企業の動向まで調査しています。データセンターの場合、GoogleやMicrosoft、Amazonといった巨大IT企業の設備投資計画を分析した上で銘柄を選別しています。
- AIインフラへの集中: 「単なる不動産」としてではなく、「デジタルの基盤」としてデータセンターを捉えています。特に「相互接続(インターコネクション)」に強みを持つエクイニクスを重視しており、単にハコを貸すだけの業者よりも収益性が高い銘柄を厳選しています。
- リスクと課題: 直近の成果は良好ですが、データセンターは建設・維持に多額の借入を必要とするため、米国の金利高止まりが続く局面では利払い負担が重荷になるリスクがあります。また、以前に比べるとバリュエーション(割高感)が意識されやすく、比率が微減する調整局面も見られます。
まとめ
「フィデリティ・USリートB」は、数あるUSリートファンドの中でもデータセンターへの配分が厚く、AI革命の恩恵をダイレクトに狙う構成になっています。 「為替ヘッジなし」であるため、米国の成長と円安の両取りで成果を出してきましたが、今後は「米国の利下げ時期」と「円高への巻き戻し」がパフォーマンスを左右する鍵となりそうです。
※毎月数万円の取り出しがあるにも関わらず。トータルの合計額が成長しているのよね。いわゆる手数料も多いし、運用管理料も高いのにね。再投資していれば倍になったけど。生活費必要なのでタコ足したのよね。地震が怖いのと、人口減の日本で円安になるので、ポートフォリオ的にはいいのかと思うけどね。


