高市早苗首相は2025年10月24日、就任後初の所信表明演説を行い、内政・外交・安保にわたる「日本再起」への方針を示しました。主なポイントを以下の通り箇条書きでまとめます。
高市早苗首相 所信表明演説 要約(2025年10月24日)
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「日本と日本人の底力を信じ、日本の未来を切り拓く責任を担う」との決意を示し、日本再興をテーマに掲げた 。
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自由民主党と日本維新の会による新たな連立政権を樹立し、「政治の安定こそ最重要」と強調 。
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最優先課題として「物価高対策」を打ち出し、国民生活を守る迅速な経済対策・補正予算の編成を明言 。
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「賃上げ」「消費回復」「暮らしの安定」を柱とする経済政策を提示し、成長による税収増の「成長→税収増」サイクルを強調 。
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税率をむやみに上げず、財政健全化と市場の信認の両立を図ると表明 。
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ガソリン税・軽油引取税の暫定税率を早期に廃止するなど、生活コストの軽減策を講じる方針 。
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防衛費をGDP比2%水準へ早期達成し、防衛力を抜本的に強化する意向を示す 。
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「日本成長戦略会議」を創設し、中堅企業支援と地域振興策を推進 。
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「世界の真ん中で咲き誇る日本外交を取り戻す」と述べ、日米関係を軸とする外交強化を明示 。
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政治への信頼回復と、国民との対話型政治を重視する姿勢を強調 。
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「絶対に諦めない内閣」として、果敢に課題解決に挑む姿勢を訴えた 。
この演説は、「経済再生と生活重視」を前面に打ち出した実務型・現実主義路線であり、従来イメージの「タカ派的保守」からバランス志向への政策転換が見られる点が特徴とされています 。