ソニー(ソニーグループ)の株価が軟調な理由

シニーの株価

ソニー(ソニーグループ)の株価が軟調な理由

ソニー(ソニーグループ)の株価が軟調な理由は、単一の要因ではなく、複数の「構造的な懸念」が重なっているからです。

主な原因は以下の4点に集約されます。

1. ゲーム事業(PS5)のサイクル終了

ソニーの稼ぎ頭であるゲーム&ネットワークサービス事業が、「踊り場」に差し掛かっています。

  • ハードの限界: PS5の販売台数がピークアウトし、次世代機までの「谷間」に入っています。
  • 利益率の低下: 自社制作ソフトのヒットが乏しく、開発費の高騰が利益を圧迫しています。ゲームは「当たり外れ」の波が激しいのが弱点です。

2. 金融事業(ソニーフィナンシャル)の分離への不透明感

ソニーは金融事業を2025年にスピンオフ(分離上場)させたのが、これが投資家には「中途半端」に映っています。

  • 金融事業を切り離してエンタメ(映画・音楽)と半導体に集中するのは正解です。しかし、安定収益源である金融がなくなることへの不安が、短期的な売りを誘っています。

3. 「AIブーム」における立ち位置の弱さ

  • デバイス不足: NVIDIAやGAFAMは「AIを動かすインフラ」で爆益を上げていますが、ソニーの強みであるイメージセンサー(CMOS)は、主にiPhoneなどのスマホ向けです。スマホ市場が成熟しているため、AIサーバー向けの爆発的な需要という物語に乗れていません。

4. 資本効率への厳しい目(パラマウント買収提案など)

ソニーは米映画大手パラマウント・グローバルの買収を検討していましたが、これが「高値掴み」になるのではないかと懸念されました。

  • 投資家は、今の高金利環境で巨額の買収をするよりも、自社株買いやAIへの直接投資を求めています。

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