トリクルダウンがなかった庶民はニーサで株投資しか取り戻せない
日本企業と家計の現実
財務省「法人企業統計」より:
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- 企業利益:2000年代初頭 → 現在で 約8倍(約10兆円 → 80兆円超)
- 内部留保(現預金):約 300兆円超
- 法人税収:約10〜12兆円 → 約14〜17兆円(ほぼ横ばい)
- 一方で:
- 賃金はほぼ上昇していない
- 消費税収:約10兆円 → 約24兆円(約2.4倍)
- 結論:
- トリクルダウンは実際には起きなかった
新NISAの位置づけ(杉村の明確な見解)
- 新NISAは
- 「新たなトリクルダウンを起こすための政策」
- 配当金非課税の意味:
- 企業がため込んだ利益を
→ 配当として
→ 個人に直接流すための制度設計
- 企業がため込んだ利益を
- 政府は
- 「企業→賃上げ」を期待する路線から
- 「企業→株主(個人)」へと実質的に転換した
- 個人金融資産は約2000兆円
- うち個人保有分は約1000兆円
- これが動かなければ国民は利益を受け取れない
インデックス投資への評価
- インデックス投資を否定はしていない
- ただし見解として:
- 安い時も高い時も買うため「平均値」に近づく
- 大きく資産が増えるイメージを持ちにくい
- 「新しい貯金に近い」
- 自身の資産形成は
- インデックス投資では実現できなかったと明言
- 投資は人それぞれであり
- 自分は「面白くない」と感じるだけ、と整理
日本株への見通し
日経平均について:
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- 2035年頃までに8万円水準を目指せる
- 根拠として挙げた事実:
- 政府が GDP1000兆円(最大1200兆円)を目標に掲げている
- GDPが倍近くになって株価が下がるのは不自然
- 地政学的背景:
- 米中対立の中で
アメリカが日本を戦略的に重視している - 日本が再び「勝たせてもらう側」に回る可能性がある
- 米中対立の中で
総括
- 日本では
- 「企業が儲かっても給料は上がらない」構造が固定化
- その中で個人が取れる合理的行動は
- 投資によって企業利益の受け皿になること
- 新NISAは
- そのために用意された制度であり
- 使わないと構造的に不利になる


