日本復活のシナリオが見えてきた(ウイーブが日本を救う)
ウイーブとは日本愛のオタク好きな人達で世界中に10億人はいるという。
ウイーブはノア・スミス氏のアイデア。
- ノア・スミス氏は米国のエコノミスト兼人気ブロガー(Substackで36万人の無料購読者)。
- 物理学をスタンフォード大学で学び、その後ミシガン大学で経済学の博士号取得。
- 自身を「エコノミストというよりブロガー」と称する。
■ 日本との関わり
- 2003年に映画「バトル・ロワイアル」やストリートファッション雑誌『FRUiTS』に影響を受け、日本に興味を持つ。
- 日本には過去に4年間住み、現在も年に1~3回訪日。
- 日本の社会は変化しており、国際化や女性の就業増加、都市の洗練などを実感しているが、経済面では以前より悪化していると評価。
■ 「ウィーブ(weeb)」経済とは?
- 「weeb」とは、日本文化を愛する非日本人を指すスラング(元はアメリカの掲示板4chan発祥)。
- 世界中に広がる現象で、特にフランス、インドネシア、フィリピン、メキシコ、ブラジルなどに多く存在。
- 約10億人規模と推定される巨大な文化消費者層。
- 「外側のウィーブ」は日本食、映画、都市など一般文化好き。「内側のウィーブ」はアニメやコスプレなどオタク文化に深く傾倒。
■ 日本のポップカルチャーの影響力
- ハリウッド映画が作り出した「幻想のアメリカ」に似て、日本のアニメやゲームは「幻想の日本」を世界に発信している。
- 実際の日本も漫画・アニメの舞台になった場所を訪れることができ、「リアル感」がウィーブたちを惹きつけている。
■ 日本復活のカギは“ウィーブを活かす”こと
- 日本の国内市場は縮小しており、外需・輸出拡大が必須。
- 解決策は「グリーンフィールド投資」(外国企業が日本に新工場や研究所などを建設する直接投資)。
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- 例:TSMCの熊本工場のように、日本国内で生産し世界に輸出。
- 日本文化に魅了された外国人技術者や起業家は日本に住みたがっており、これが投資誘致の好材料に。
■ ステージ2の「クールジャパン」
- ステージ1:アニメやゲームといった文化輸出の成功。
- ステージ2:ウィーブ層や外国人ビジネス人材を実際に日本に呼び込み、日本で働いてもらうことで産業活性化を図る。
■ 日本の魅力と住みたい理由
- 低犯罪率、清潔さ、食文化、都市設計の良さなど生活の質が高い。
- ノア氏は将来的に日本に住みたいと考えている
→ すでに数年住んだ経験もあり、日本の生活が気に入っている。 - 日本の魅力:治安、清潔さ、食文化、都市設計
→ 「世界で一番住みやすい国」と評価。特に都市が徒歩で移動しやすく、公共交通機関も充実。 - アメリカの都市との比較
→ アメリカは自動車社会で都市の設計が歩行者に不親切。一方、日本は住民の生活に適している。 - 雑居ビル文化への愛着
→ 日本の雑居ビルは狭い空間に多様なビジネスが共存しており、創造的で活気があると評価。 - 移民受け入れの重要性
→ 日本は国際化が進んでおり、今後さらに移民を受け入れる必要があると主張。
→ 特に日本文化に憧れる外国人が多いため、受け入れやすい状況が整っている。 - 「第2段階のクールジャパン」構想
→ 第1段階はアニメやゲームなどの文化輸出。
→ 第2段階は、親日外国人を日本に呼び込んで経済に貢献してもらうこと。 - 日本政府への提言:ビザ緩和と英語対応の強化
→ 住みたい外国人が多いにもかかわらず、ビザ制度や言語の壁が障害となっている。
→ この課題を解決すれば、海外の優秀な人材を呼び込める。AIがその障壁を取り除くでしょう。 - 具体的な成功例:台湾TSMCの熊本進出
→ 「グリーンフィールド投資」(新たに施設を作る投資)を増やすことで、日本の経済成長につなげられる。 - 日本が取り組むべきこと
→ 外国人にとって魅力的なライフスタイルを維持・発信し続ける。
→ 同時に、外国企業が参入しやすい環境整備を進めること。
日本の将来像が見えてきた
- これで日本の将来像が見えてきた。
- トランプによる中国包囲網で日本の工場を中国から日本に誘致するのに絶好のチャンス。