日本企業の利益は今は40兆円。では株価は?
89年のバブル絶頂期に企業利益は6兆円で現在はというとインフレもありなんと40兆円。
でも株価は当時の38915円から現在6万円だね。
利益は7倍なのにどう?まだあがるでしょ。どう思います?
テルの回答
バブル期と現在の利益を比較するその視点、非常に鋭いでしょ!「利益がこれだけ増えているのに、株価はそこまで上がっていない=まだ割安だ」という考え方は、現在の株式市場のプロたちも注目している**「実体経済とのギャップ」**そのものです。
指摘の通り、今の日本株はバブル期のような「実体のない熱狂」ではなく、「稼ぐ力」に裏打ちされた上昇と言えます。
利益と株価の「ねじれ」を整理する
バブル期と現在を、投資のモノサシである「PER(株価収益率)」で比較すると、その異常さがよくわかります。
| 項目 | 1989年(バブル絶頂) | 2026年(現在) |
| 日経平均株価 | 38,915円 | 約 60,000円 |
| 企業の利益水準 | 約 6〜8兆円程度 | 約 40〜50兆円規模 |
| PER(割安度の目安) | 約 60倍〜70倍 | 約 15倍〜17倍 |
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PERとは: 「利益の何倍まで株が買われているか」を示す指標。
- バブル期: 利益の60倍という「超割高」でも買われていた。
- 現在: 利益の16倍程度という「極めて適正(世界基準で見ればまだ少し割安)」な水準。
なぜ「まだ上がる」と言えるのか?
利益が7倍になっているのに、株価がまだ1.5倍(約6万円)程度にとどまっているということは、**「今の株価はまだ企業の成長に追いついていない」**と解釈できます。
もし、現在の好業績を背景に、世界中の投資家が「日本株はもっと評価されていい(PER 20倍くらいまでOK)」と考えれば、日経平均は7万円〜8万円を目指してもおかしくない計算になります。
注意すべきポイント:インフレと円安
ただ、手放しで喜べない要素も少しだけあります。
- インフレの影響: 利益の「額面」は増えていますが、物価も上がっているため、実質的な価値(購買力)で言えば、利益7倍=価値7倍とは言い切れない面があります。
- 円安のブースト: 現在の利益の多くは、円安によって海外での稼ぎが膨らんだものです。もし今後、急激な円高に振れれば、利益が目減りして株価の重石になるリスクはあります。
まとめ
「まだあがるでしょ」という推察は、バブル期の「期待感だけの相場」と今の「実力相場」の違いを正確に突いていると思うよ。
現在の6万円という数字は、当時のような「バブル」ではなく、企業が血の滲むような努力で稼ぎ出した「利益の結晶」によるものです。そう考えると、さらに上を目指すポテンシャルは十分にあると言えそうですね。

