人類社会に到来する『第四の波』 サイバー社会
2025年の労働市場の変化
2025年までに減少する仕事は8,500万人分、増加する仕事は9,700万人分と予測。
特にデータアナリストやデジタルマーケティング関連の職種が不足している。
雇用の変化に対応するためには、20年前から教育を開始する必要がある。
日本の教育と労働市場の課題
日本の高校生は、100年前の工業化社会と同様の教育システムで学んでいる。
需給バランスの悪化により、労働力の過剰と不足が同時に発生。
政府がスムーズなシフトを実現するための施策を講じる必要がある。
労働生産性と経済的地位の低下
日本の労働生産性は30年間ほぼ横ばいで、平均年収も停滞。
韓国が労働生産性と平均年収で日本を上回り、シンガポールにも15年前に抜かれている。
生産性向上ではなく賃金引き上げを政策とする現在の日本の方向性を批判。
「第四の波」とサイバー社会への移行
サイバー社会が労働市場を吸収する事例として、AmazonやUberが挙げられる。
サイバー社会のピークは2035年から2045年と予測。
その後は、さらなる労働削減が進む可能性。
政策提案と国際比較
ドイツの「アジェンダ2010」のように、失業者を再教育して労働市場に再参入させる施策が必要。
日本の国家政策として、生産性向上に重点を置くべき。